剣道にはさまざまな技が存在します。素人目には竹刀で打ち合っているだけのように見えるものにも、じつは高度な技術と駆け引きが備わっているものです。
まず基本となる技。「面」「小手」「胴」「突き」の4種類があることはよく知られています。これらは打つ位置によって名称がさらに細かく分けられます。面なら「正面」「右面」「左面」。籠手なら「右小手」「左小手」、胴は「右胴」「左胴」です。
それからより高度な技が存在します。まず「しかけわざ」。相手の攻撃を払い、そのスキを突く「払いわざ」、竹刀を担ぎ、相手の虚をついて一気に攻撃する「かつぎわざ」、つばぜり合いなどで相手と接しあっているとき、わざと引き下がって相手のバランスを崩しながら攻撃をする「ひきわざ」、相手が攻撃にでるタイミングを見計らい、その先をついて攻撃する「出ばな技」、一気に飛び込んで胴を狙う「飛び込みわざ」などの種類があります。
相手の攻撃に対して切り返す「応じわざ」という種類もあります。打ってきた相手の竹刀を応じ、手首を返してすぐに相手に切り返す「返しわざ」、相手の攻撃をかわし、竹刀が空を切ったところで反撃にでる「抜きわざ」、相手の竹刀を自分の竹刀を受け止めた上ですりあげ、同時にうちこむ「すりあげわざ」、相手の竹刀を打ち落とし、そのスキをついて打ち込む「打ち落としわざ」などがあります。
さらに連続技というものも存在します。小手→面、小手→胴、面→面、突き→面などと連続して打ちかかるというものです。これが瞬間的にできるかどうかが剣道の上達の上で重要になります。
このように、剣道にはじつに奥の深い技が秘められています。極める道は長いということでしょう。